

ブログ開始にあたって
本ブログのテーマは「経営と会計」です。 一般に専門家というものは自らの専門分野や得意分野に執着し、できるだけ多くのことを専門分野の言葉で説明しようとし、専門的知識の中に解決策を見出そうとしがちです。 皆様も、医者、弁護士、会計士、学者など、専門家の言葉に違和感や疑問を感じたことが少なくないのではないでしょうか。 いや、専門家の時代の到来を予見したドラッカーを持ち出すまでもなく、それぞれの分野の専門的知識や経験を基礎に仕事をされている皆様ご自身も、専門家の在り方について自問されたことも多いはずです。 会計は経営を映し出すという重要な役割を担っていますが、そこには、経営の一部しか映し出すことが出ないという大きな限界も抱えています。その限界を意識しないで会計に過度な期待を持つと誤った意思決定を犯すことになります。 しかしながら、会計が経営にとって死活的に重要な情報を提供できることも確かな事実です。会計を軽視すると誤った意思決定をもたらします。 他の専門分野の知見と同様、「自らの専門分野の限界をしっかりと理解しているが故に、その専門分野の知見を活かせる」